病院に、準備されていた冷蔵庫は、
とっても静かでした。
普通の、冷蔵庫は冷却する時、
動く音がするのですが、
病院の冷蔵庫は、まったく音がしません。
どこが違うのでしょうか?
家庭の冷蔵庫は、「蒸発熱」を利用して、
冷却を行っています。
(*電気ノート「冷蔵庫が熱い!!」参考)
この時、コンプレッサーで、
冷媒を圧縮するため、どうしても音がします。
一方、病院の冷蔵庫は、
ペルチェ式という方式で、冷却を行っています。
ペルチェ式とは、
2種類の半導体をつないだ物に、
直流電流を流すと、
一方が冷却され、もう片一方が加熱されるという、
ペルチェ効果を使っています。
*オーム電機株式会社 ホームページ内
「ペルチェモジュールの動作原理」が、わかりやすいです。
http://www.ohmdenki.com/boxcool/tech/peltier.htm
(ペルチェとは、「Peltier」というフランス人の名前です。)
この方式で行くと、
電気を流すだけですので、
音がとても静かです。
この方式の冷蔵庫は、
音が気になる、病院やホテルの客室の
小型の冷蔵庫に、使われています。
全てというわけではありません
また、家庭用ワインクーラーの場合、
音というより、振動ないことから、
この方式が使われているようです。
ホテルに冷蔵庫があったら、
(病院は、縁起でもないので・・・・)
ぜひチェックしてみてください。
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