蛍光ランプをつける時に使う「グロー球」、
なぜ、「ピカピカ」するのでしょう。
グロー球の中は、2つの電極があり、
電気を加えると放電をはじめます。
放電しやすいようにアルゴンという
ガスが入っています。
この放電が、私達が見るグロー球の始めの「ピカ」です。
グロー球の電極は、
バイメタル(熱が加わると変形する金属製品)が使われています。
この為、しばらく放電をしていると二つの電極がくっつき、
電気が流れ放電が終わります。
電気が流れることによって、
蛍光ランプのフィラメントが暖められます。
また、グロー球の方は、
その間、電流が流れないので、冷まされ電極は離れます。
そして、またグロー球は放電をはじめるのです。
このようにして、グロー球は、
「ピカ」を繰り返します。
2回目の「ピカ」は、
グロー球の電極が既に暖められているので、
とっても短いです。
そのうちに、蛍光ランプのフィラメントは暖められ、
ついには蛍光ランプの放電が始まり、
蛍光ランプの点灯ということになります。
蛍光ランプの方の放電が始まると、
もうグロー球の方の放電は起こらなくなります。
グロー球の「ピカ・ピカ」は、
放電・放電の繰り返しのあかりなのです。
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