ファンヒータの、時間延長ボタンは、
3時間ごとに「ピーピー」となって面倒ですね。
なぜ、ファンヒータは3時間ごとに、
時間延長ボタンを押さなければならないのでしょう?。
ところで、ファンヒータの説明書や箱書きの名称には、
「強制通気形開放式石油ストーブ」と書かれています。
この「強制通気形開放式石油ストーブ」とは、
JIS(日本工業規格)に定められた、国家規格品です。
実際に、「強制通気形開放式石油ストーブ」の規格は、
規格番号 JIS S 2036 に、定められていて、
規格の概要は、
灯油又は軽油を燃料とし,燃料消費量が1500g/h以下
の強制通気形の開放式石油ストーブについて規定。
とされています。
この、規格の中には、
吹き出す温風の温度(80度以下となっています。)や、
燃焼中に出される一酸化炭素のこと、
また、灯油を入れるタンクのことなど、
事細かに規格化されているのです。
ところで、
3時間延長ボタンについてですが、
規格の中の安全装置の項目で、ふれられています。
安全装置の項目の中に、
「消し忘れ消火装置の作動」という項目があります。
消し忘れ装置としては、
●つけ初めから、3時間以内に自動的に燃焼を停止しなければならない。
●自動的に、時間を延長することは出来ない。
●手動で延長する場合は、再び3時間以内に燃焼を停止しなければならない。
というようなことが書かれています。
3時間延長ボタンは、ちょっと面倒ですが、
「安全のため!!」に設けられている装置なのです。
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