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電気ノート
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IH(電磁誘導加熱)調理器のしくみ 電気ノート目次に戻る
   

 

今、IH調理器はとても人気があります。
IHとは、「Induction Heating」(電磁誘導加熱)の略です。
電磁誘導加熱とは、どんなものなのでしょう。

発熱の仕組みには、2つの要素があります。

1 コイルに電気を流すと、磁力が発生する。
          (要するに磁石になる)

2 電気を通すものに、磁力を近づけると
  電流(うず電流といいます)が流れる。


この二つを利用して発熱しています。

実際には、
IHヒータには、コイルがあり、
電気を流し磁石にします。

IHヒータの上には、鍋などの電気を通すものがあるので、
コイルによってできた磁石の上に置かれた鍋には、
電流が流れます。

「電気を通すもの」に電流が流れると、発熱します。
たとえば、ニクロム線に電気を流すと熱くなりますよね。
このようにして、鍋自体を熱くして、発熱させるのです。

また、一度の電流を流したぐらいでは、発熱までできないので、
コイルに、約20〜50kHzという高周波の電流を流し、
周波数の数ほどの、うず電流を発生させることができるのです。

よく言われる「アルミ製や銅の鍋が使えない」理由は、
鍋には、うず電流は流れるのですが、
アルミや銅は、電気を通しやすいので、熱にならないのです。

(電気を流しにくい、ニクロム線は、すぐに発熱します。)


「IH」すなわち、電磁誘導加熱の仕組みわかってもらえましたか。

 


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