最近のテレビの裏側には、
いろいろな入力端子がありますが、
その違いは、何なのでしょう。
まず、映像(テレビ)入力端子。
よく「黄色のピンコード」で接続します。
この端子は、コンポジット信号といって、
輝度信号と色信号を混合したものを入力するところです。
画質的には、全走査線数525本(有効走査線数480本)で、
今の標準テレビ放送と同じです。
次に、S端子。
S端子はセパレート端子の略のことで、
映像の輝度信号と色信号を分離したものを、入力するところです。
特徴は、信号を分離している事から、
信号問の干渉がなくなり、色にじみなどの問題を解消できます。
画質は、「映像(テレビ)入力端子」と同様に、
全走査線数525本(有効走査線数480本)で、
今の標準テレビ放送と同じです。
また、S端子の中には、S1端子、S2端子というのもあります。
これは、ワイド画像の信号を自動的に判別し
表示方法を変えるといった機能があります。
次は、コンポーネント入力端子
この端子は「色差入力端子」とも呼ばれており、
その名の通り色信号を色差信号にして入力するところです。
画質は、全走査線数1125本(有効走査線数1080本)で、
ハイビジョン放送の画質です。
コンポーネント端子には、
DVD用の(Y、Cb、Cr入力端子)もありますが、
最近は、両方兼用の端子が増えています。
最後に、D端子
EIAJ(現在のJEITA=電子情報技術産業協会)で規格化された端子です。
上に述べた、コンポーネント信号に、
縦横の比率(アスペクト比)の切り替えや
走査方式の識別などの信号を加えたものが、D端子です。
いろいろな、接続方法がありますが、
これらは、映像信号を入力するものですので、
音声用ピンケーブル接続するのを忘れずに!!!。
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