電気ノート
電球の中 (35)
私達が、身近に使っている電球、
中に何が入っているかご存知でしょうか?
電球といえば、アメリカのエジソンです。
彼が、京都府八幡市の竹を炭化させて、フィラメン
トにした話は有名です。
その時の、電球は、真空炭素電球といって、
電球の中は、真空にしていました。
真空にした理由は、
空気があると、フィラメントがすぐに燃えて
しまうためです。
では、現在の電球はどうなのでしょう?
現在の電球の中には、アルゴンガスが入っています。
これは、フィラメント(タングステン)の
熱による蒸発を防ぐために入れられています。
しかし、ガスを入れるとガスの熱伝導のために
フィラメントの熱が奪われ、効率が悪くなる
という問題も生じてしまいます。
これを解決するため、フィラメントは
二重コイルにされています。
これを、発明したのは、日本の「三浦慣一」さん。
大正10年(1921年)に、フィラメントを二重コイルにする事で、
熱の損失を防ぐ事に成功しました。
電球の始まりは、日本の竹!!!
そして、現在の電球は、
日本人の発明「フィラメントの二重コイル」
ということを憶えておいてください。