電気ノート
空気清浄機のフィルター(30)
花粉が飛んでくる時期ですが、
この時期活躍するのが、空気清浄機。
空気清浄機には、フィルターがついています。
今までのフィルタでは、
0.1マイクロメートルの塵を捕集出来ていましたが
「ULPA」というフィルタの登場で、
0.01マイクロメートルの塵まで、捕集出来るようになりました。
*1マイクロメートルは、1000分の1ミリ
それでは、実際塵の大きさは、どのくらいなのでしょう。
まず花粉、
一般的な花粉は、10〜100マイクロメートルです。
特に、花粉症で有名な杉の花粉は、
30マイクロメートルです。
次に、ダニ。
家庭に良くいるといわれる「ヒョウヒダニ」の
成虫の体長0.3〜0.4mmですが、
問題にされているのは、糞や死骸の方で、
大きさは、0.5〜10マイクロメートルです。
最後に、タバコの煙です。
煙の大きさは、0.01〜1マイクロメートル。
今までの中で一番小さい大きさです。
以上にあげた塵ですが、
「ULPA」というフィルタで、捕集する事が出来きます。
では、「ULPA」でも、捕集できない物は有るのでしょうか?
「ULPA」でキャッチ出来ない物に、
ペットや汗の成分のアンモニア
タバコのにおい成分の一種のアセトアルデヒドや酢酸があり、
その大きさは、0.0001〜0.001ぐらいです。
もちろん、空気清浄機は、
これらの成分を捕集できないからといって
ほったらかしにはしません。
これらの成分を、
分解してしまう機能を持っています。
ほんとに、ミクロの世界で、空気清浄機は活躍しています。