電気ノート

こたつの水滴の原因20


冬になれば、
「こたつに入ってミカンを食べる」
というイメージがありますが、
みなさんは、どうですか?

小さい頃は、こたつの中にもぐって、
あの赤い光のなかで、遊んでいました。

あの赤い光は、赤外線ランプを使っているためです。
赤外線は電磁波の一種で簡単に言うと、
熱エネルギーを持つ光の波である。

加熱原理は、光源からふく射された赤外線が
照射する対象物の分子を振動させ、
そのときに生じる分子間の摩擦熱で加熱します。

特徴としては速熱性があり、
赤く光るため見た目も暖かさを感じます。

しかし、最近では、薄型にするため、
クオーツランプヒーターや
石英菅ヒーター多くなっています。

クオーツランプヒーターは、
石英ガラス管の中にフィラメントが入ったもので、
耐熱度が高く、振動や衝撃性にも優れています。

石英菅ヒーターは、
オーブントースターに使われているもので、
石英管の中に、ニクロム線が入っています。
クオーツランプヒーターと比較して
ヒーター温度や輝度(明るさ)は低いです。

最後に、家具調こたつなど
比較的テーブル板の厚いこたつでは、
テーブル板の裏面に水滴がつく場合があります。

これは、こたつ内の空気に含まれている水分が原因です。

水分の含まれた空気が、暖まって上昇し、
こたつ板の裏面で冷されて結露するため起こります。

こんな時は、
掛けぶとんをよく乾燥させるか、
吸水性のある木綿のバスタオルを敷くと効果があります。



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