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◆目 標
・健康で自然の不思議に気がつく子ども
・他者を思いやり、生き生きと活動する子ども
・よく聞いて、よく見て、よく考える子ども
・想像(創造)力の豊かな子ども
・安定した保育者との信頼関係のもとで、自己の確立を援助する
・四季折々の風物や自然の恵み、営みを感じる環境で五感の育ちを援助する
・子どもの発達段階を考慮しながら、主体的に活動できる物的人的環境を整える
生まれたばかりの赤ちゃんは、「生きていくための特別な力」を持っています。乳首のようなとんがった物に吸い付くことは、誰に教わったわけではありません。ちゃんとお乳を飲むためにプログラムされ、おなかの中で自分の指を吸って練習してきたのです。
真綿が水を吸うように、見るもの、聞くもの、触るものから、いろいろなことを旺盛に吸収していく赤ちゃん。自然の花草、風、土、水にたくさん触れること、そして、身近な人の声、笑顔が何よりの栄養です。この時期に培った人との信頼関係がこれからの人生の羅針盤になるといっても過言ではありません。しっかり、目と目を合わせて、肌を触れて、ゆっくりと世の中のことを話してあげましょう。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳は330g、大人の3分の1ですが、神経細胞の数は大人と同じ140億とも言われています。
赤ちゃんは、身近な環境から色々な刺激を受け、脳に伝え、その神経細胞からたくさんの繊維を出して神経回路を組み替える作業をします。これが、「わかっていく」と言うことです。学んでいくのは子ども自身ですが、どんな学びをするのか、環境を整えるのは大人の役割です。